デジタルスケール Digital Read Outs
<デジタルスケール注文・取り付け上の注意点>
◆ 注文する前に! ◆
機械メーカーの仕様書のテーブル移動量は実機と違う場合が有ります。
必ず実機で移動量を確認して機械に合った機種を発注しましょう。
勿論テーブル移動量よりスケール長の方が長く無ければなりません。
移動量より短いスケールを取り付けてテーブルを端点まで移動すると
瞬時に破壊され保証対象からも外れますので注意して下さい。
◆ 取り付ける時は! ◆
1.切粉・切削油等が本体に侵入しにくい位置に取り付けましょう。
スケール本体がテーブルの移動側に信号検出部が機械本体に取り付けるのが基本です。
逆に付けるとケーブル断線等が発生し易くなりますので厳守して下さい。
取り付け機械によりスケールケーブルの取り出し位置の変更は右のリンク参照
2.スケール各部が本体に干渉しない位置に取り付けないといけません。
テーブルを移動して各部が干渉しないかケーブル処理も合わせて確認して下さい。
3.取り付け位置が決まったらテーブルを左右端点に移動してスケールを取り付け位置に当てて見ます、
端点から数ミリの余裕を持たせた位置が取り付け位置になります、
スケール長とテーブル移動量が合っていればその位置で取り付けます。
4.取り付ける時はスケールと機械軸との平行度を確認しましょう、
ダイヤルゲージ等でテーブルを移動させながら数値を読み取ります、
上下前後方向各0.3mm以下で取り付けましょう。
スケール付属品の中に調整用シムが入っていますので必要に合わせて調整しましょう。
5.カウンターは見やすく操作し易い位置に取り付けましょう、切粉の掛かる位置は厳禁です、
フライスの場合 回転方向の関係で正面左側に取り付けましょう。
常時操作しますので各部のネジは確りと締め付けて下さい。
6.ケーブルは各種操作により機械等と干渉しない様に付属のバンドで止めて下さい、
また曲げ半径はR100以下にしないで下さい、
繰り返しストレスに対しての耐久性は概ね150万回以上有りますが消耗品とお考え下さい。
固定する時の曲げ半径はR50以上で固定しましょう。
7.スケールのゴムシールには1年1回を目処にシリコングリースを塗布して下さい、
長期間防塵性を保ちます。またゴムシール部に向けてのエアーブローは厳禁です。
8.旋盤の様に軸移動量の大きな機械でカウンターをギアーBOXに
取り付ける場合ケーブルのサポートワイヤーを張りケーブルにストレスを掛けない様に取り付けましょう、
6尺以上の旋盤の場合カウンーをエプロンに取り付ければその様な対応は必要有りません。
9.ケーブルコネクターは機械振動等により確り締め付けないと接触不良が発生します、
最悪場合スケール破損にも繋がりますので月1回各部の緩み等の点検をして長期間快適にご使用下さい。
10.スケールのセンサー部分に固定されている、赤又は黄色のストッパーは、
運送上、センサーが動かないようにするためのものですので、 取り外して御使用ください。
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